東京工芸大学同窓会|世代や分野を越えて出会う場をつくる、コミュニティ「KOUGEI-HUB」のブランディング
東京工芸大学同窓会
Branding, Web, Graphic
東京工芸大学同窓会は、写真・映像・デザイン・アニメ・マンガ・ゲームなど幅広い領域の卒業生が集まる同窓会です。100周年という節目に、卒業生・在校生が世代や分野を越えて出会い、交流できる場を目指し、コミュニティ「KOUGEI-HUB」を立ち上げました。ハイライツは、コンセプトの設定から、同窓会初となるロゴおよび100周年ロゴの開発、Webサイトの構築、ステッカーなどの制作物への展開までを担当しました。
解決すべき問題・背景
同窓会サイトの多くは、著名卒業生の紹介・沿革・式典案内・寄付のお願いなどで完結しがちです。従来の同窓会サイトも情報の置き場としては機能していたものの、卒業生が能動的に関わる理由をつくれていませんでした。
芸術学部卒でも、現役で制作を続ける人、業界を離れた人、異業種で働く人と進路はさまざま。誰もが「帰ってこられる場所」でありながら、自分の距離感で関われる場が求められていました。また、20〜40代の若い卒業生や在校生にとって、同窓会が「自分に関係のある場所」として認識されていないという課題もありました。
100周年を記念事業で終わらせず、これから続く仕組みに変えること。それが今回のゴールでした。
アプローチ
卒業生の進路も同窓会との距離感も一様ではないため、全員に同じ関わり方を求める設計では機能しません。そこで、過去を懐かしむ場ではなく、出会いからつながり、次の活動へと接続していく“ハブ”としてコンセプトを設定しました。
<ロゴ>
式典やノベルティ、WebサイトやSNSで統一して掲げられる旗として、同窓会初のロゴを開発しました。
「KOUGEI-HUB」は今回生まれた名前です。まず名前そのものが読まれ、覚えられ、愛着へとつながっていくことを優先し、シンボルマークではなくロゴタイプを採用しました。有機的な形状と細いラインの組み合わせで、世代も分野も異なる人々が行き交う様子を象っています。あわせて100周年ロゴも制作し、節目の展開にも対応しています。
<Webサイト>
リニューアル前から同窓生の活動やイベントは活発に発信されていました。それをファーストビューのカルーセルで見える化し、いま動いているコミュニティであることを伝え、その直下に「KOUGEI-HUBとは」を置き、初めて訪れた人でも理解を深められる構成としました。
デザインは「使い方を限定せず、多様な関わり方ができる場所」というイメージを、四角を組み合わせたオブジェクトで編成。余白と可変性のあるレイアウトにより、同窓生一人ひとりによって形づくられていく場であることを表しています。演出に各学科のカラーを取り入れ、愛着と活気も感じられるトーンにまとめました。
<展開>
ロゴは記念品やステッカーなど手に取れる接点にも展開し、リアルからオンラインへの導線をつくりました。サイトでは同窓生への取材記事で現在進行形の活動に光を当て、対談やウェビナーも企画中。SNSを使ったコミュニティへの入口も設け、同窓生同士が出会うきっかけとしています。
成果
「同窓会サイト」から「卒業生のためのコミュニティメディア」へ、同窓会の位置づけを再定義しました。ロゴ、100周年ロゴ、Webサイト、リアルな接点までを共通の考え方で設計することで、式典・Web・SNSといった複数のタッチポイントがひとつのブランドとして束ねられ、同窓会の活動が見える状態になっています。
沿革や著名卒業生を伝える場から、いま動いている活動が見える場へ。現役で活動する人もそうでない人も、それぞれの距離感で関われる設計により、世代を越えて出会う入口として、100周年以降も更新され続ける基盤が整いました。
東京工芸大学同窓会
Agency
highlights inc.
AD : Ryuichi Kenmotsu ( highlights inc. )
Dir / De : Yuna Murakami ( highlights inc. )
De : Hinako Chisaka ( highlights inc. )
De : Shiho So ( highlights inc. )
P:Daisuke Shimokawa ( highlights inc. )
Pg : Wing IT Solutions Co., Ltd.
Project Link
KOUGEI-HUB|東京工芸大学同窓会