行政と民間の共創でブランドを育てる― 北九州市「Kitakyushu Action!」のブランディング事例
ブランディング
行政との共創が求められる時代
これまでの行政と民間の関係は、行政が地域の支援を行い、民間がその枠組みの中で実践するという明確な役割分担によって成立してきました。しかし近年、社会課題はより複雑化し、行政だけでも、民間だけでも解決できないテーマが増えています。
その中で求められているのが、行政と民間が同じ目線で地域の未来を描き、実際の行動に落とし込んでいく「共創」という考え方です。
北九州市で取り組んだ「Kitakyushu Action!」は、その共創型ブランディングの象徴的な事例です。行政の掲げるビジョンを、企業や市民が“自分ごと化”して関わり、行動につなげていくことで、ビジョンが一方通行のメッセージではなく、地域が共有する“合言葉”へと進化していきました。
■ ポイント
- ・行政・民間それぞれが単独では解決できない課題が増加
- ・「共創」が自治体ブランディングの必須アプローチに
- ・Kitakyushu Action! はその成功例

ビジョンを形にするロゴとメッセージ
北九州市は、2040年を見据えた新しい都市ビジョンを策定しました。「稼げるまち」「彩りあるまち」「安らぐまち」という3つの方向性を、市民にわかりやすく伝えるため、共有できる“合言葉”が必要でした。
そこで誕生したのが「Kitakyushu Action!」というスローガンとロゴです。行政・企業・市民が同じ言葉を掲げ、行動を起こすための“共創のシンボル”としてデザインされました。
特徴的なのは、このロゴが行政だけのものではなく、地域企業や団体も自由に使えるオープンなブランドとして設計されている点です。郵便車両、ラッピングバス、イベントツールなど、街のさまざまな場面に広がり、地域全体で育てるブランドへと成長しました。
■ ポイント
- ・都市ビジョンを市民に伝えるための“合言葉”として誕生
- ・行政だけでなく企業・団体・市民が自由に活用可能
- ・北九州市全体に広がる“共創のシンボル”に育った

ハイライツが目指す共創型ブランディング
ブランドは、行政が発信し、民間が受け取るだけでは成立しません。
行政内部(職員・関係者)と、地域の外側(市民・企業・地域コミュニティ)が共感し合い、同じ方向を向くことで、初めて力をもち、継続していきます。
ハイライツでは、行政・企業・市民の三者が対等に協働できる「共創型ブランディング」を重視しています。一方的な制作や発注ではなく、対話を重ねながらブランドの核となる理念を深め、浸透していくプロセスを大切にしています。
具体的には、定例ミーティングやワークショップを通じて、ブランドの理解を高めながら“生きたブランド”として運用できる状態になるまで伴走しています。
■ ポイント
- ・ブランドは行政・企業・市民の“三者協働”で育つ
- ・対話を中心としたブランディングプロセス
- ・浸透・運用まで伴走する「生きたブランド」の構築

まとめ ― 共感が広がる共創のかたち
行政が掲げたビジョンを、企業や市民が共感をもって行動につなげていく。
これこそが、これからの地域ブランディングに求められる姿です。
ハイライツは、北九州市をはじめとした地域プロジェクトにおいて、行政・企業・市民がともにブランドを育てていくための仕組みづくりを支援しています。そのブランドが地域市民や地元のお客様に愛され、広がり続けるよう、共創と運用の双方からサポートしていきます。
まずはお気軽にご相談ください。最初の一歩は、課題整理のディスカッションから始められます。
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